楽器が欲しい・ものすごく欲しい
なにやら物欲しそうなタイトルになりましたが、全くもって本心です。
本来、作曲家というものは五線紙とペンがあれば事足りるはずなのですが、私の場合はそうはいかない。音楽を始めたのが、相当遅かったこともあり、ソルフェージュ能力が足りない(笑)。と、いうことは自分の書きたい音や書いた音を、楽器によって再現または発見しなければならないわけです。
手持ちの楽器をご紹介しましょう。
もちろんピアノ(ヤマハ製)はあります。次に電子ピアノもしくはキーボード(ヤマハ製)、バイオリン(スズキ楽器製で友人からの永久貸与)、あとはリコーダー。トランペット(ヤマハ製)もありましたが、私が現在作曲を教えている弟子に、引越ついでに彼の未来への期待を込め、無償譲渡しました。現在持っているものより値段的に安いバイオリンも、もう一丁あったのですが、これも以前教えていた弟子に無償譲渡しました(たまには使ってくれているかな〜)。
手持ちはこんなものでしょうか・・・
あとは、楽器といって良いのかどうかわかりませんが、MIDI音源です。
これはローランド(Roland)製のSC-88というものです。パソコンにつながれたMIDIキーボード(電子ピアノ)より音を入力し、パソコンソフト(楽譜入力ソフトでFinale「フィナーレ」というもの)経由で、様々な楽器の音を再現してくれる優れものです。
管楽器から金管楽器、弦楽器、打楽器、民族楽器に至るまで、様々な音を再現してくれるため、私の作曲にとって欠かせないものなのです。
これらの楽器群により、私の作曲は支えてもらえています。
ただし、音源を通して出てくる音は、あくまでも電子音です。これを頭の中でアコースティック楽器に置き換えます。更に音源ですと、どんなテクスチュアであろうと、再現されてしまいます。これはある意味危険なこと・・・なぜならば、人間が演奏する場合に到底不可能なことであっても、音源ならば再現されてしまいますからね。音域はもちろんのこと、テクニック的にも可能かどうかの判断は、作曲者自身がやらねばならないこと。これをもし怠ったり不完全だったりすると、演奏者から物笑いにされてしまうというわけです。
付け加えて、音源ですと響きも調整できるため、やたらと美しく響きすぎたりします。これをうっかり信じすぎると・・・・・。
さてさて、タイトルの「楽器が欲しい・ものすごく欲しい」に戻りますが、なぜ欲しいのか、二つの理由があります。
その一つめ・・・・電子ピアノと音源の老朽化が激しいのです(実はパソコン本体も)。電子ピアノは何回も打鍵しなければ音が鳴らなかったり、キータッチの強弱の感知に関して接触不良があり、p(ピアノ)で弾いたつもりが、いきなりff(フォルティッシモ)で鳴ったりで、びっくりさせられることがしばしば。
音源に関しては、これも接触不良が発生し、ステレオで発せられる音が、なぜか左から音が出なかったり、ぶちぶちと音が途切れたり・・・。あとチャンネル数が32しかないもので、オーケストラの再現にかなり苦労をします。オーケストラを再現しようとしたら、特に現代音楽の場合は、絶対的にチャンネル数が足りません。だって同じ第一バイオリンのなかで、ディビジョンをして、あるユニットはアルコ、あるユニットはピッチカート、はたまたトレモロと・・・更に更に、ユニットによってクレッシェンドとデクレッシェンドが同時に進行する場合だってあります。
足りないことが想像できますよね。
せめて64チャンネルは最低限欲しいですね。もっともそれを動かすパワーのあるパソコンがなければ仕方のないことですが(泣)。
私のパソコンは、何年も何年も前に知人より譲り受けた旧式のものですから(と、いっても当時私が持っていたパソコンよりも遙かに性能が上のもので、その知人には今でも感謝しています)、64チャンネルのデータを同時に送り込んだらパニックを起こして、音が出ないでしょうね。残念ながら。
キーボード、音源は、昨年に一大決心をして、大規模な分解掃除を自分自身で行い、一時は改善されたのですが、やはり一年経つとほとんど元の木阿弥でして(笑)。
さて二つめの理由・・・これは作曲家の誰しもが思うことでしょうけれども、自分が今から書く作品で使用する楽器の音を、じかに聴いてみたいのです。今すぐに、書いている最中に。そして実際の現象としてどのような音空間が出来上がるのか想像の一助にしたいわけです。
というわけで、私の場合、特に欲しい楽器を列挙していってみましょう。
フルート、アルトフルート、バスフルート、オーボエ、イングリッシュホルン、バスーン、コントラバスーん、クラリネット(B管とA管)、バスクラリネット、ソプラノクラリネット、トロンボーン、ホルン、ビオラ、チェロ、コントラバス(4弦と5弦)、あと諸々の鍵盤を含めた打楽器。
いや〜 これ全部揃えるとしたら、よほどのでかい部屋があって、よほどの資産がないと無理ですね。宝くじにでも当たらない限りは、叶うはずもない夢のまた夢です。
このような環境に恵まれた作曲家はおそらく皆無に近いでしょうから、ま、いいんですけどね。
でも、夢としては描いていますよ。いつも。
まあ、このような夢より先に、我が家の場合は、明日のご飯の心配をしなければならない、貧乏な毎日が続いておりますが(笑)。
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